知恵と想いをカタチに ゼロから作った繁盛店
今回は「CS・ESを満たす 行列のできる繁盛店の仕組み」がテーマ。連日行列が絶えない郊外型レストランPISOLA(ピソラ)の繁盛の立役者・㈱ミューズ 取締役飲食事業部長の鬼界(きかい)氏を講師に迎え、ご講演&店舗視察から人気店を築き上げる秘策に迫りました!
2010年3月、自社経営のレストラン事業を開始された株式会社ミューズに時を同じくして入社された鬼界 友則氏は、それまでのご経歴を買われ、直ぐに事業責任者として任命されます。そんな鬼界氏が、バリ旅行中に訪れたレストランの“開放的で非日常なリゾート空間×美味しいイタリアン”に感銘を受けたことから「この感動を日本で再現したい」という熱い想いを込めて、同年12月に「resort & restaurant PISOLA」をオープンされました。
生パスタや窯焼きピッツァ、リゾットなどの看板メニューと果汁100%のフレッシュジュースをはじめとするプレミアムドリンクバーでお客様の心を掴んで離さないPISOLAですが、1号店のオープン当初は客足が伸びず苦境に立たされたといいます。スタッフ総出でビラ配りなどに必死に取り組むものの、なかなか効果は表れない…。しかしそんな状況の中でも、社員がグチや弱音を吐かず前向きな発言を続ける、アルバイトスタッフのトレーニングの継続、お客様にご意見や要望を直接お伺いし改善に繋げる、という良い習慣”を継続したことでスタッフ1人ひとりの成長や、チームとしての団結力が生まれたと鬼界氏は語ります。
そうしてスタッフ一丸となってお客様目線のサービスを行った結果が、今日の高いリピート率に繋がっているのだとか。決してひと時の売上に浮かれず、徹底してリピーターを分析し、視認性や人口などの条件を満たすことで販促費をかけずとも多くの来店客を見込めることが分かったそうです。
さらに、「LET’S CREATE HAPPINESS」“皆の幸せは皆で創り上げていこう”という経営理念の元、オリジナルの社内割引制度や面談制度などを設けることでスタッフ同士の親睦を深め、個々のレベルアップを実感できるチーム作りを目指しているそうです。
「土台を固めなければ上に積み上げていくことはできません。型がなければただの“型無し”ですが、型があれば“型破り”することができます。」という強い意志と向上心溢れるお言葉でご講演は締めくくられました。
熱いご講演の後はPISOLA堺石原店へと移動し、こだわりの詰まった大人気のランチメニューをいただきました!リラックスできるリゾート空間と美味しいお料理、そしてスタッフのきめ細やかなサービスに身も心も満たされ、ご参加いただいた皆さまからは、「本格的なお料理に感動した!」、「誠実で明るいお人柄の鬼界さんのファンになりました」、「仕組み作りの大切さを実感した。自店でも活かしたいアイデアがたくさんあった」など大満足のお声を数多くいただきました。
お客様を喜ばせたいという情熱と、土台から積み重ねるノウハウの大切さを学ぶことができました。今後もさらに輝きを増すであろうPISOLAからますます目が離せません!