岡山フードサービス株式会社

人財力×遊び心で輝く 五感を満たす繁盛店★

今回は「スタッフで輝く店作り」をテーマに、数多くのファンに愛される人気店を経営する㈱orbの佐野氏とビストロJINの森下氏を講師に迎え、お客様に元気を与えるスタッフの育成術や、活気ある店づくりの秘訣に迫りました!

 はじめにご登場いただいたのは「活海老バルorb」をはじめ、話題のお店を次々と展開する株式会社orbの代表取締役社長 佐野 知成氏です。「おはようございます!」という元気な第一声と、ご参加の皆さんを巻き込んでの「じゃんけんぽんぽんゲーム」で会場の熱が一気に高まるのを感じました。冒頭から佐野氏の「皆で楽しみましょう」というスタンスと、魅力的なお人柄に触れたところで、ご講演がスタート!

 “オマール海老の掴み取り”を目玉とする活海老バルorbを生み出した佐野氏は、どのような業態・お店にも、サプライズ感がある看板商品を作ることが大切だと語ります。お客様に想像以上の驚きを提供することが口コミやSNSの拡散に繋がり、さらに目玉商品を磨き上げることでテレビなどのメディアにも取り上げられ、ファンを着実に増やしてこられたのだとか。また、orb最大の魅力である人財力の秘訣は、苦楽を共にしてきた仲間たちとの信頼関係や、歴代スタッフ総出でのイベント参加や慰安旅行など、仕事以外のところでも絆を深めてきたことにあると振り返られました。お客様を楽しませるおもてなしの気持ちと笑顔がスタッフに浸透しているからこそ、輝く繁盛店orbがあるのだと感じました。

 続いて、天満・塚本で地元民に愛されるワイン酒場ビストロJINを2店舗経営するオーナーシェフ森下 政敏氏にご登場いただきました。13年間のホテルシェフ経験で培われた料理の技術を生かしつつ、地元の方に気軽に通ってもらえる地域密着型の店作りを展開される森下氏は、必要不可欠な「店の応援団=お客様」を作る策の一つにブログを取り入れています。イベントの告知だけでなく、通常営業の中でお客様にサプライズを仕掛け、ブログを通して写真や思い出を「共有」することで、常連客になってくれるのだそうです。

 また、「ゆくゆくは自分のお店を持ちたい」という夢がある人を積極的に採用しているのだとか。今後はスタッフの独立のサポートをすべく、独立支援制度をつくっていきたいという展望を語ってくださいました。優しい語り口と穏やかな雰囲気の中にも、内に秘めたお店への熱い想いや、スタッフ一人ひとりへの深い愛情が感じられたご講演でした。

 続いて講師のお二方に再びご登壇いただき、インタビュー形式のディスカッションを行いました。イベントを開催したり、自分の想いを込めたムービーを作成したり、「ありがとう」の感謝の言葉を伝え握手やハグをしたり…と、スタッフに気持ちを伝えるために実践していることや、SNSやグルメサイトでの評価をどう捉えているか、お店を出す時の立地選びのポイント、これからの展望など、オーナーとして日々どんなことを考え行動しているのかを語っていただきました。

 旧知の仲であるお2人の息ピッタリのディスカッションは大いに盛り上がり、質疑応答では多くの手が挙がりました。ご参加いただいた皆さんからは、「お2人のエネルギーを肌で感じました」「お話だけではなくお人柄からもたくさんのヒントが得られました」というお言葉をいただきました。スタッフにもお客様にも愛される店作りにはまっすぐな熱い想いが必要不可欠であることを佐野氏と森下氏の言葉を通して学ぶことができました。

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