岡山フードサービス株式会社

生産者の息吹を感じる 和歌山満喫バスツアー

今回の繁盛塾は春のバスツアー!行き先は雄大な自然と食が楽しい和歌山県白浜~有田です。大地の恵みと共生する生産者さんの食へのこだわりを学ぶべく、南紀白浜「とれとれ市場」、湯浅醤油㈲、㈱早和果樹園の3つの施設を巡りました。

 まず最初に訪れたのは、和歌山の海の幸が存分に堪能できる「南紀白浜とれとれ市場」。運営元である堅田漁業協同組合の崎山さんより施設のご紹介をいただいた後は、いざ賑わう館内へ!とれとれ市場オリジナルソングやスタッフさんの威勢の良い掛け声が飛び交う魚市場の活気に触れ、参加された皆さんの表情はイキイキと輝いていました。

 広い施設内をぐるりと見学した後は、活きの良い魚介類がBBQで楽しめる併設施設にてお昼ご飯です。新鮮で立派な貝や海老に大興奮しながら、同じテーブルに座った方同士で和気あいあいと和歌山の幸を楽しんでいただきました。食後は鮮魚の目利きや、マグロの解体ショーを間近で体験するなど思い思いに漁師さんの情熱を感じ、白浜の地を後にしました。


 次に一行は、バスで約1時間のところにある醤油発祥の地・有田市湯浅へ。世界のシェフもその味を認めているという「湯浅醤油有限会社」を訪れました。

 自社製品に絶対的な誇りをお持ちの会長が直々にお出迎えくださり、湯浅醤油の歴史・味・原料・製造へのこだわりを熱く語っていただきました。数量限定の希少な醤油やじっくりと時間を掛けて造られた醤油の舐め比べでは市販のものとは全く違うコクが体感でき、その深みのある味わいに皆さん感心されていました。料理の味の決め手となる醤油の大切さを改めて実感できました。

 日本人の伝統的なものづくりを学んだ後は、同じ有田市にある「早和果樹園」へ。四方八方の山肌にみかん畑が広がる自然豊かな地で、株式会社早和果樹園 代表取締役社長 秋竹 信吾氏にご講演をいただきました。

 大人気商品「味一しぼり」のロゴが目印です★  みかん作り歴52年という秋竹氏は、電子メーカーとタッグを組んだ“農業のITC化”や生産から加工・販売までを担うことで“六次産業化認定”を受けるなど、一般的な農業に留まらない様々な取り組みに挑戦されています。

 しかし今日の輝かしい功績に辿り着くまでには、みかんの大暴落や、生産飽和により利益が生まれなくなった冬みかんの対策など、様々な危機があったのだとか。そんな時に“守りから攻めの農業へ”という想いに駆られ、安定的な収入を得られるみかんのハウス栽培や加工業に着手し、早和果樹園は“夢を描ける農業”を築き上げたのです。今では売上の7割を占めるという加工商品を通じて、本物の質や生産者の想いを感じてもらいたいと、糖度管理したみかんでジャムやゼリー、コンポートなどヒット商品を次々と開発されています。

 また、次世代の育成やシニア世代の雇用にも積極的に取り組まれ、和歌山になくてはならない会社として注目を浴びています。「作るだけではなく“付加価値をつける事業”によって、新たな雇用も生み出せた。みかんの可能性を広げられたことが六次産業化優良事例表彰に繋がったのだと思う」と秋竹氏は語りました。

 こうして3つの施設を巡った充実の1日が幕を閉じました。朝早くから夕方まで和歌山への小旅行を共にしてくださった皆さんからは、「豊かな自然と共存する生産者さんの知恵と工夫は勉強になった」「お昼ご飯の鮮度バツグンの海鮮はさすが和歌山ですね!」「秋竹社長の温かい人柄と商品力の高さに魅了された」と、ご満足のお声をたくさんいただきました。実際に生産地へと赴いて作り手の声や情熱を肌で感じたバスツアー、今後また食の可能性を探す旅へと、ともに出掛けましょう!

                                                            

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