岡山フードサービス株式会社

自然に学び進化する たねやの“伝統と革新”

毎年恒例のバスツアー。今回は滋賀県近江八幡を拠点に、全国へと斬新なお菓子を発信し続ける「たねやグループ」の新拠点「ラ コリーナ近江八幡」を訪れ、常に挑戦し進化し続けるたねやものづくりを学ぶとともに、自らの手で器を作る「手回しロクロ陶芸体験」に挑戦してきました。

 大阪からバスで2時間ほど琵琶湖方面に走ると、「ラ コリーナ近江八幡」が現れます。こちらは「自然に学ぶ」をコンセプトに2015年にオープンした施設で、和・洋菓子のショップ、農場、飲食店、パンショップほか、本社事務所まで備えるたねやグループの新拠点です。
 
 到着後まずは、たねやグループCEO 山本 昌仁氏にご講演いただきました。年間約250万人と滋賀県内で最も多くの方が訪れる場所になったラ コリーナは、地域の方々の想いや自然環境などにも配慮し、「近江八幡らしさ」を失わないように考え尽くされたそうです。その考え方の根本には、たねやグループの「天平道(てんびんどう)・黄熱行(あきない)・商魂」の理念があり、ただ儲かれば良いのではなく、世の中に喜んでもらえるお菓子なのか、本当に社会に必要とされているのか、を常に考える姿勢が示されています。オープンの時を最高とするのではなく、10年後、100年後を考えて、建物も人も毎日進化し続けたい。そして、パティシエがスイーツを学ぶならまずここ、と思い浮かべてもらえるような世界中の人々が訪れる場所にしたい、そう語る山本氏の壮大なお話は、力強く心に響きました。

 講演後は4つのグループに分かれて、スタッフさんが施設一つ一つをナビゲートしてくれる「ラ コリーナツアー」に参加しました。女性スタッフさんの輝くような笑顔、自信を持って説明してくださる姿は、たねやグループの高いホスピタリティを象徴していました。 その後自由にお買物や飲食を楽しんでいただき、お客様に伝えるための商品力の高さ、デザイン力、スタッフさんの気持ちの良い接客を体感しながら、隅々まで施設を満喫しました。

 次に向かった先は「水茎焼陶芸の里」。琵琶湖の景観の名所にちなんで名づけられた水茎焼は、やさしい水色が特徴的な青磁の焼き物です。手回しロクロの使い方をレクチャーしてくれた先生の小気味良いトークに笑いも起こり、和やかな雰囲気の中、おのおの好きな形のオリジナル器作りに挑戦しました。この後、乾燥⇒素焼き⇒釉薬塗り⇒本焼きと約1ヶ月半をかけて器が完成します。 手塩にかけた作品が皆さんの元に届くのが楽しみです!

 たねやグループの見据える未来を体感し、ものづくりに触れた今回のバスツアー。朝早くから夕方まで楽しい時間を共有してくださった皆さんからは、「地域の魅力を第一に考えた施設づくりに感銘を受けました」、「素晴らしい接客、ツアーは本当に徹底されていると感じました」、「陶芸体験は初めてでしたが良い経験になりました」と、満足のお声をたくさんいただきました。明確な理念を全員で共有できる環境と、それを体現できる素晴らしいスタッフが時代を超えて多くのお客様を魅了し続けるのだと感じました。

                                                        

                                                             

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