はじめに、一日平均7万PVというアクセス数を誇る大人気グルメブログ「Mのランチ」の著者 M三郎こと松村 輝幸氏にご登壇いただき、長年の食べ歩きとブログ＆SNSへの投稿から見出した外食業界のトレンドや、お客様の心をくすぐるメニュー作りの秘訣についてお話しいただきました。

　松村氏は、「SNSは多くの人に瞬時に情報を伝達できる“現代版のクチコミ”」だと言います。数あるSNSの中でも特にインスタグラムは料理の写真や動画の投稿が多く、「インスタ映え」という言葉も生まれるほど盛り上がりを見せているそうです。 “イイネ” の数や“再生回数”が多い投稿からトレンドを読み取っているという松村氏にご紹介いただいた、ユニークなアイデア溢れる事例の数々に、参加者の皆さんは驚いた様子で聞き入っておられました。

　続いて、弊社取締役商品本部長の谷﨑より、今回ご提案する「肉屋が魅せるフォトジェ肉（ニック）メニュー」について解説させていただきました。谷﨑は、消費者がメニューの付加価値を決めるポイントには、五感に訴える「体」、知性に訴える「頭」、感情に訴える「心」の3つの要素があり、それらを刺激するには「素材」「調理」「サービス」それぞれの角度からアプローチすることが必要だと言います。弊社が運営するレストラン「ロマン亭」の実際のメニューを例に挙げ、肉の向きや重ね方について研究した様子を、写真を交えて紹介いたしました。

　その後、今回の提案メニュー7品を立食ビュッフェスタイルにてご試食いただきました！

【肉屋が魅せる「フォトジェ肉」メニュー】（全7品）
①こぼれ生ハム季節野菜とフルーツを添えて
②ポテマス
③茶美豚の骨付きロースカツ
④熟成肉のローストビーフ綿菓子の雲に包まれて
⑤骨付き肉とレタスの山賊鍋
⑥チキンカリートースト
⑦ドーナツ肉寿司

　メニューの盛り付けサンプルを被写体に、松村氏から魅力的な料理写真を撮るコツを教えていただいたり、メニューの仕上げの様子を実演したりすることで、参加者の皆さんにも実際にカメラを構え、消費者の目線を体感されました。参加者の皆さんからは「フォトジェニックなメニューの共通点をすぐに取り入れたい！」、「SNSを活用する上での改善点が見つかりました」、「写真撮影のコツが参考になりました！」など、嬉しいお声を多数いただき、メニューを魅力的に見せる演出力や表現力を具体的に学ぶことができました。