岡山フードサービス株式会社

年末商戦に向けてお値打ち品を数量限定販売!和牛・国産牛の提案会

今回は「和牛・国産牛の提案会」。牛肉の相場が下がる夏の期間に商品を買い集め、年末の目玉商品となる高付加価値食材として価格別・調理法別にご提案しました。

 まず初めに、弊社商品部部長の射手矢より「輸入牛肉相場と今後の展望」について詳しく解説しました。現在、日本の牛肉消費量は約120万トン。それに対して生産量は50万トンと低く、残りの70万トンを輸入に頼っています。そんな中、アメリカから日本への牛肉の輸出量が年々減少しているのに対し、中国や韓国への輸出量は増加傾向にあります。その原因は輸入条件の差にあります。アメリカから輸入する場合に日本にかかる関税は22.5%、それに比べて韓国は5.3%とかなりの差があります。また、中国の関税額はアメリカからの経済制裁の影響で42%と日本よりも高いものの、経済特区の香港を経由することにより実質関税0%で輸入されています。関税や為替の影響はかなり大きく、中国・韓国が高くて良いものを輸入できる反面、日本は余りもののバラやミンチしか買えないのが現状です。今後も為替や他国の経済状況に左右され、厳しい状態が続くことが予想されます。そこで、いつでも安く手に入る輸入部位を使ったメニュー開発や、焼肉屋がカレーを作るなど固定概念を外したメニュー構成を検討するなど、打開策を提案しました。

 次に弊社商品部仕入課課長の都竹より、「国産牛肉相場と今後の展望」についてお話ししました。現在日本では、国産牛として安く流通しているホルスタイン種(乳用種)の生産が縮小し続けています。その原因は、品種改良で搾乳量が増加したことによる母体数の減少や、搾乳に重点を置いた品種改良の結果、肉としての品質が低下したことなどが考えられています。その一方で黒毛和牛の飼養頭数は年々増加しており、特に北海道産牛肉は5年後に現在1位である鹿児島を抜くのではないかと予想されています。牛にとって快適な気候や、恵まれた飼料・住環境下で、生産技術が磨かれることにより、良質な和牛を生産できることが北海道産増加の大きな理由だと説明しました。

 また弊社関西営業部部長の三宅から、国産牛・和牛商品を価格別、調理法別にご案内しました。今回、牛肉の高騰で需要が減り、価格が下がったタイミングで商品の買い付けができたため、数量限定の特別価格でご用意できました。ホルスタインのシャトーブリアン、ヘレの分割セットや、仕込みの手間を減らせる歩留まり100%の黒毛和牛ロースなどもご提案させていただきました。

 その後、実際に商品の味をお確かめいただく試食会を実施。しゃぶしゃぶ、ステーキ、焼肉などシンプルな調理法で、ぞれぞれの味の違いを体感していただきました。参加された皆さんからは、「自分たちでは知り得ない情報をたくさん得ることができた」、「試食ができたことでメニューのイメージが湧いた」など年末商戦に向けて前向きなお声を多数いただきました。今回お越しになれなかった皆さまも、ぜひ導入をご検討ください!

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