＜プレゼンター＞
① バンブー　森 貫家氏
炊飯機に入れるだけで、ご飯がふっくら美味しく炊ける竹炭を使った商品をプレゼン
② Molt Flour（モルトフラワー）　野田 栞花氏
クラフトビール製造の過程で廃棄されるビール粕を使用したクッキーをプレゼン
③ 株式会社やるかやらんか　料理長　奥野 亮太郎氏
麻婆豆腐ラーメン屋「すするか、すすらんか。」など若い世代の飲食ビジネスについてプレゼン
④ in Ner BT（インナービーティー）　村田 雅佳氏
90種類もの栄養素を含み様々な身体の不調に効果があるといわれているスーパーフード「モリンガ」をプレゼン
⑤ 株式会社トゥモローウォーター　船越 悠世氏
広告費をかけずに連日行列を作っているアサイーボウル専門店についてプレゼン

＜ゲスト審査員＞
株式会社WIZAN holdings　代表取締役　勝山 昭氏
株式会社TOROMI PRODUCE　代表取締役　本郷 義浩氏
株式会社マクアケ　プロジェクト推進本部 執行役員　松岡 宏治氏
それぞれの専門分野に基づいた具体的なアドバイスや、鋭いご指摘をいただきました。

　船越さんが手掛けるアサイーボウル屋「saúde（サウージ）」の元町店では、わずか5坪のお店で最高月商がなんと1500万円越え！Instagramのフォロワー数は1.2万人を誇り、SNSの活用で広告費を掛けずにここまでの売上をたたき出したそうです。さらにザクザクのグラノーラの食感も人気の秘訣。「健康に良く、味も美味しいアサイーを広めていきたい！」という熱い想いを参加者の皆さんに楽しそうに語られました。

　バンブーの森さんは、過去に過食症を経験され食に興味を失っていた時、竹炭を入れて炊いたご飯の甘さと美味しさに感銘を受けたそうです。そんな自分だからこそ、竹炭炊飯の「ふっくら、艶が出て、甘くなる」という感動を届けられると語る森さん。PRタイムでも竹への熱い想いをアピールされました。

　試食＆投票タイムを経て、いよいよ結果発表。今回はゲスト審査員からの得点だけでなく、一般参加者の皆さんにも最も応援したいと思ったプレゼンター1名を選んで投票いただきました。

　最も多くの点数を集めた最優秀賞に選ばれたのは、株式会社 やるかやらんかの奥野さん！
奥野さんは、大学在学中に、コロナ禍を経験。暇を持て余し得意料理の麻婆豆腐を友人たちに振舞っていたところ、「これで店をやろうぜ！」と代表の西氏に誘われ、奈良市に麻婆豆腐ラーメン屋を開業しました。現在は心斎橋にも店舗を構え続々と出店を進めています。当初は、「若造がラーメン屋なんかしやがって」と心無い言葉を投げかけられたこともあったそうですが、「日本の若者に“選択肢”を示す」という熱いビジョンを胸に、諦めず頑張ってきたのだと語られました。
　高く評価された一番のポイントは、麻婆豆腐ラーメンの美味しさ！またプレゼンや、PRタイムでの熱意も評価されました。ゲスト審査員の本郷氏は「店名も面白くブランディングはすでに成功している。ただビジョンである“若者に選択肢を示す”の選択肢が何なのか見えにくい。そこを見直せばさらに良くなるのではないか」とアドバイスされました。

　一般参加者からの投票を最も多く集めたオーディエンス賞を獲得したのは、Molt Flourの野田さん。クラフトビール製造者さんの「ビール粕を有効活用したいけど、そこまでの時間をかけられない」という悩みを聞き、栄養素が豊富なビール粕を何とか再利用できないかと思案、クッキーに活用することを考えられました。この活動の社会貢献度の高さが評価され、見事受賞につながった野田さん。「ビール粕のように、誰だって環境や向き合い方を変えれば輝ける」と笑顔で皆さんに伝えられました。

　弊社代表の岡山が素晴らしいと感じた方に贈られる社長賞はin Ner BTの村田さんが受賞されました。奇跡の植物「モリンガ」を日本に広め、健康をサポートしたいという想いから商品の販売代理店を始められた村田さん。モリンガの葉は可食植物の中で世界一の栄養価だと言われており、自身もモリンガのおかげで長年の不調を改善できたといいます。「心身のしんどいを日常の当たり前にしたくない。まだまだ日本での認知度は低いが、今後モリンガを広めることで、日本を元気にしていきたい！」と力強く訴えました。

　参加者の皆さんからは、「若者の熱い想いを聞き、良い刺激になった」、「もう一度自分も創業したい！」などの声が寄せられ、挑戦する若者たちの姿に勇気づけられたという方も少なくなかったようです。今後も彼らの活躍から目が離せません！