~インフルエンサー目線で徹底解説~ いま流行っているお店の「10の共通点」
今回は、「いま流行っているお店の10の共通点」をテーマに、数々のSNSを手掛ける㈱impossibleの福田氏を講師にお迎えし、元インフルエンサーとして数多の飲食店に訪問するなかで見えてきた、お客様の心を動かす繁盛の秘訣を解説いただきました。

福田氏は関西大学在学中から飲食店経営を手がけ、同時にグルメ系インフルエンサーとして総フォロワー数3万人を達成。大学卒業後に株式会社impossibleを創業されました。現在はWebマーケティングの専門家として、飲食店だけでなく大学や行政など、様々なフィールドで採用・集客・販促など多角的な支援を展開されています。
元インフルエンサーとして、1日2~3件の飲食店を訪れていたという福田氏。その経験の中で業態や価格、立地が違っても、流行っているお店には共通点があることに気付いたそうです。講演では10個の項目を挙げ、いま流行る理由を紐解きました。各項目の説明に共通して語られたのが、「そのお店独自のもの」があるかどうか。これは決して奇抜な料理という意味ではなく、“あの店といえばコレ”という看板商品や、人に話したくなる工夫、思わずスマホを出して撮影したくなる仕掛けなど、記憶に刷り込まれる要素が必要だと力説されました。また、SNSの目的はフォロワーを増やすことではなく「来店に繋がる認知づくり」であり、一時の“バズ”に満足せず、お客様の期待値以上の体験価値を提供してリピーターに繋げることが本来の意味での活かし方なのです。
後半には、総フォロワー数10万人を超えるグルメインフルエンサーのかーりん氏にご登壇いただきました。投稿するお店の選定には、「画面だけで魅力が伝わるか」、「一言で人に説明できる独創性があり、記憶に残りやすいか」を意識しているといいます。実際にバズった投稿を見せながら、高級そうな内装なのにリーズナブルでギャップがある、駅チカなのにSNSであまり紹介されていない穴場であるなど、なぜその投稿に多くの人が興味を持ったのかを一つずつ解説いただきました。


最後に、福田氏とレストランGenjiが共同開発した『差別化を狙える名物メニュー』をご提案しました。解説にはGenjiの田中福英氏にもご登壇いただきました。一番注目を集めたのは『緑の麻婆豆腐』。通常の麻婆豆腐とは異なる鮮やかな緑色のソースと、ぐつぐつと熱そうな見た目が差別化ポイントです。ソースはニラやネギを使用しており、爽やかな味わいが印象的でした。ソースの色が映えるお皿選びや盛り付け方、素材の色が最も鮮やかになる温度と火入れ方法など、どの料理にも画面越しでも美味しそうと思ってもらえる工夫が随所に凝らされていました。
会場には提供イメージを展示し、一部は試食会も行いました。特に評判が良かったのが『和風ポルケッタ』。ハーブやニンニクなどのスパイスをすり込んだ豚肉を巻いたグリル料理で、今回は大葉や味噌などでGenji流に和風アレンジしてご提供しました。ポルケッタの特徴である断面の渦巻きを活かし、山形だしに着想を得たサルサソースを合わせたカラフルな盛り付けで、華やかさがありつつも繊細な味わいに好評をいただきました。
参加者の皆さんからは、「この時代ならではのSNS戦略の中に、飲食店の変わらない本質とその重要性を感じた」、「なぜバズるのかが言語化されており非常に勉強になった」など、嬉しいお言葉を多数いただきました。これからの時代に必要不可欠なSNS。数多の飲食店の中からお店を知ってもらうためにも、うまく活用していきたいですね。




