岡山フードサービス株式会社

オーナー ・マネージャー必見! すぐに現場で実践できる スタッフが輝く環境づくりと教育術

 今回は「サービスと人財育成」がテーマ。数々の飲食店の現場を経て、接客の理論化や仕組み作りなどを担当し、全国でセミナー活動を行うなど、20年以上接客と教育に携わられている株式会社LEAD LIVE COMPANY遠山啓之氏をお招きし、愉しくイキイキと働ける環境づくりのヒントを学びました。

 ご講演は①マインドセット、②マネジメント、③魅力的なリーダー、④コミュニケーションの考え方、という4つのテーマで進行。まずは遠山氏の掛け声と共に、3人1組のグループで自己紹介とリーダー・サブリーダー・タイムキーパーの役割決めからスタートし、メンバー間で研修に期待することを共有しました。
最初のテーマである『マインドセット』では、ビジネスマナーの基本的な考え方と人間力について学びました。飲食業界ではビジネスマナーの教育を受けている人が少ない、と遠山氏。大切なのは手法ではなく考え方で、『相手に対する敬意を込めて接すること』が重要です。それにより、相手との信頼関係を築くことができる上に、多くの人に好かれてチャンスが増え、ミラー効果によって全て自分に返ってくると言います。お客様に限らず、従業員にも敬意を込めて接することができているか、自分自身を見直すきっかけとなりました。

『マネジメント』と『魅力的なリーダー』のテーマでは、今多くの店舗が抱えている人手不足に関わるお話も。ヒトが定着するためには、スタッフに感動してもらう職場を作ることが大切だ、と遠山氏は言います。そのために必要なのがチームビルディング。自分や仲間の特徴を理解した上で、個性を活かしながら補い合う関係性を作ることで、一丸となって目的にチャレンジでき、働き甲斐や働きやすさが生まれます。その上でリーダーは、自分がスタッフの時間を拘束する力や人事権を握っているという自覚を持ち、仲間への敬意と配慮を持つことが大切だということも教えていただきました。
 最後のテーマ『コミュニケーション』では、コミュニケーションという言葉の意味を振り返った上で、SNSの活用法や、相談される人材になるためには『逆相談』をするのが効果的だといった具体的なお話も。遠山氏は「接客と教育のゴールは同じ。目の前の一人一人のお客様に喜んでいただくために、目の前のスタッフ一人一人のスタッフが愉しく働ける環境を作る、それこそがリーダーの役目です」と語り、120分間に及ぶセミナーを締めくくられました。

 今回は誰でも今すぐ活かせる内容が多く、研修の間やセクションが終わるごとに、グループのメンバーと気付きや意見を共有することで、より理解を深められたのも良かったです。参加者の皆さんからは「今すぐに取り組める内容で大変参考になった」、「自分を見直すことで、これから自分に必要なことが分かった」といった声を数多くいただきました。お客様もスタッフも、そして自分自身も幸せにする環境づくりを、今後も共に追求していきましょう!

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