岡山フードサービス株式会社

支持されるにはワケがある 作り手の熱意に触れるバスツアー

年に一度のバスツアー、今回は兵庫県丹波・三田方面へ向かいました。訪問先1軒目は、神戸髙見牛牧場。独自に配合している飼料へのこだわりや、健康で良質なお肉にするための取り組みを学びました。2軒目は、キリンビール神戸工場。キリンビールの代名詞ともいえる「一番搾り」のおいしさ実感ツアーに参加しました。

 朝9時になんばを出発したバスは約1時間半かけて兵庫県丹波市へ。但馬牛や但馬系黒毛和種の繁殖・肥育をされている神戸髙見牛牧場を訪れました。神戸髙見牛は牛肉の美味しさの指標ともいえるオレイン酸の含有量が63%以上と高く、なめらかな舌触りとたくさん食べても胃もたれしない肉質が特徴。和牛のオリンピックといわれる「全国和牛能力共進会」にて、全国優勝したこともあります。

 そんな上質なお肉を生み出しているのが、独自に配合した飼料です。牧場見学では牛の日齢ごとに変えているという飼料を、実際に手にしながらご説明いただきました。一般的な黒毛和牛は、サシを増やして肉をやわらかくするためのホルモン剤が含まれた飼料を与えることが多いのですが、こちらではそういったものには頼らず、なるべく健康な状態で育てたいという想いから、パイナップルやサトウキビの搾りかすなど人が食べられるものを配合しています。本当に美味しくなる効果があるのか確かめるために、パイナップルを抜いて育てたこともあったそうですが、肉が固くなり普段と明確な違いが出たそうです。飼料以外にも、1頭1頭に接するスタッフさんの表情や、人にすり寄ってくる牛の人懐っこさからもこの牧場の良さがひしひしと感じられました。

 見学の後は、神戸髙見牛牧場の直営レストラン「グルメリア但馬」にて、焼肉に舌鼓を打ちました。細かく入ったきれいなサシと鮮やかな赤色、そして食べたときの肉のやわらかさと胃もたれしない脂の旨味に驚きの声が上がっていました。

 続いてバスは次の訪問先であるキリンビール神戸工場へと向かいました。こちらではまず座学勉強会として、キリングループの社会活動について学びました。水源となる貯水池の環境整備や、適正飲酒セミナー、環境に優しい容器包装原料の採用など、キリングループでは様々な活動をされています。そのきっかけとなったのはキリンビール仙台工場が東日本大震災の被災から復旧できたことだと言います。壮絶な災害からの奇跡の復旧は、被災した地元を元気づけ、連日のように感謝の声が寄せられたと当時仙台工場の復旧を担った工場長が語られました。美味しさへの追求だけでなく、こうした社会活動もキリンビールが支持されている理由だと実感しました。

 勉強会のあとは、キリン一番搾りの美味しさ実感ツアーに参加しました。製造工程を見学するだけでなく、原料となる麦芽の味やホップの香りを感じたり、一番搾りのカギとなる一番搾り麦汁を試飲できたりと、人気商品の秘訣をより深く知ることができました。

 参加者の皆さんからは、「牛の出産から飼糧、健康管理まで全てにこだわる生産者の想いが伝わり、自分もしっかりと消費者に伝えたいと思った」、「キリンビールのような大企業が、地道な社会活動に数を多く取り組んでいることに感銘を受けた。自店でもできることからやっていきたい」など、絶賛のお声を多数いただきました。神戸髙見牛は当社でも取り扱いしておりますので、ぜひ一度感動の肉質を体感してください!

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