岡山フードサービス株式会社

あなたの畑、耕します 野菜で仕掛ける繁盛店

今回は「新たな野菜流通と新顔野菜」がテーマ。弊社で取り組み始めた新しい野菜流通システムと、その柱となる「新顔野菜」について紹介するとともに、世界の野菜事情に精通するトキタ種苗㈱と、野菜の「新しい食べ方」を世の中に発信し続けるキユーピー㈱にご協力いただき、野菜のメニュー提案会を行いました。

 まずはトキタ種苗株式会社の福寿氏より、イタリア野菜と日本で主に流通している野菜との比較分析や、海外での野菜ブーム、日本人が食べやすいように品種改良している野菜の効能などをお聞かせいただきました。福寿氏は「イタリア野菜の認知度を少しでも上げ、普及することが僕たちの使命です」と語り、野菜の消費が落ち込んでいる現状を打開すべく、農家さんと密にやり取りしながら、品種改良に取り組まれている活動についてもご紹介いただきました。

 続いてはキユーピー株式会社の若松氏より、近年、食卓やレストランで注目されている野菜メニューやトレンドについてご紹介いただきました。消費者が好む野菜やサラダの種類などの市場調査結果に加え、「カスタムサラダ」「パワーサラダ」など最先端のキーワードを取り入れた具体的事例は、飲食店でもすぐに取り入れられるアイデア満載でした。

 次に弊社より、大規模な市場流通だけに頼るのではなく、欲しい野菜や旬の野菜をレストランと生産者さんが情報を共有して生産、お届けする“顔の見える小さな流通”の提案をさせていただきました。レストランが使いたい野菜を生産者が「指定農場」として栽培し納品するという、需要と供給のバランスを考えた仕組みです。今はまだ小さな取り組みですが、今後さらに多くの方にご参加いただき輪を広げていきたいと考えています。

 第二部ではトキタ種苗、キユーピー、幸福米穀、岡山フードサービスによる新顔野菜を取り入れたメニュー12品の試食会を行いました。サラダなどの生食だけでなく、焼く、揚げるといった様々な調理法を取り入れた各社のアイデアメニューが並び、参加者の皆さんは気になった料理を試食したり、講師の方に質問したり、野菜を活用したメニューについて相談したり…と、にぎわいのある時間になりました。

 野菜の種が撒かれ、栽培され、消費者の口に入るまでの過程に関わる様々な立場の方に参加していただいた今回の繁盛塾。見て聴いて味わって新顔野菜を体感していただいた皆さんからは、「お店で出せそうな面白い野菜メニューのイメージが沸いてきました」、「生食以外の食べ方がとても参考になりました」、「新顔野菜のことを今後も継続的に学びたい」などのご意見をいただきました。新たな挑戦に奮闘する生産者を応援していこう! という温かさと、野菜の奥深さ、野菜流通の可能性を感じ、さらに野菜の提案を充実させなければ! と気合いが入りました。これからの弊社の取り組みにもご期待ください!

                                                       

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