まずは、一日平均7万PVという驚異のアクセス数を誇る大人気グルメブログ「Ｍのランチ」の著者・Ｍ三郎こと松村 輝幸氏にご登場いただき、25年もの食べ歩きから見出した、お客様に選ばれ続ける秘訣やお店の魅力を活かした宣伝方法についてお話しいただきました。

　松村氏は、はじめに、自店のターゲット層と実際の来店客層を洗い出し、ターゲットと現状のニーズの間に生じたギャップの改善点（メニュー・価格・店の雰囲気等…）を整理することが大切だと語られました。

　また、人気上位のメニューに特に磨きをかけ、他店に負けない看板商品に仕上げることが重要なのだと言います。中でも、ビジュアルやネーミングにインパクトのある名物料理は、“SNSに写真をアップして自慢したい”という消費者心理をくすぐって効果的にクチコミが広がるのはもちろん、TVなどのメディアの目に止まる可能性がアップするそうです。

　最後に、松村氏は「商いはお客様の利益を第一に、同じことを長く“飽きない”で続けることです。お客様にご満足いただくことを最重要視しているお店は、必ずその気持ちが伝わります！」と語られ、ご自身の経験に基づいた詳細な分析とお客様目線のスルドイ本音に、会場中が引き込まれたのでした。

　引き続き行われたディスカッションでは、『関西焼肉の女王』と呼ばれマスコミにも度々登場されるいかりん氏と、一日3万PVものアクセス数を誇る「スイーツレポーターちひろのおいしいスイーツランキング」の著者であり自身でもカフェを営むちひろ氏を交え、“消費者”と“飲食店”双方の視点から、効果的な集客方法やお客様の満足度を高める秘策に迫りました！

　魅力的な接客やユニークなアイデア満載のメニューが話題となっている実際の繁盛店をはじめ、SNSでフォロワーを増やす具体的な手法や、メニューを魅力的に演出する撮影方法などもお教えいただきました。数多くの飲食店を食べ歩かれているお三方ならではのお話に、参加者の皆さんは驚いた様子で聞き入っておられました。

　ご参加いただいた皆さんからは、「うちもインスタグラムを始めます！」、「自店を見直す良いきっかけになりました」、「お客様が驚くような名物メニューを開発します！」など、大満足のお声を数多くいただきました。
　口コミやSNSなどの情報があふれる中で、どのように自店をPRしていくか。松村氏、いかりん氏、ちひろ氏の消費者目線のディスカッションは、すぐに活用できるヒントが満載でした。