岡山フードサービス株式会社

食は日本の未来を変える ~原点から見直す 次世代へ繋ぐ食の本質~

今回は年に一度の特別企画として、現代の「食」をテーマにした繁盛塾を開催しました。特別講師には大阪市立大学名誉教授の井上正康氏、そしてゲストパネリストとして一般社団法人加工食品診断士協会代表理事の安部司氏をお招きし、日本の食生活が抱える課題から健康的な身体づくりに至るまで、多角的な視点でお話を伺いました。

 まずは、大阪市立大学の名誉教授であり、健康科学研究所現代適塾塾長の井上正康氏より、東洋医学の根幹である『医食同源』をテーマにご講演いただきました。印象的だったのは、「人間が薬を飲んで治る理由は嗅覚にある」というお話です。例えば、独特な臭いを持つ「正露丸」は、あの強い臭気で嗅覚(脳)を刺激することで、脳が身体の危機を察知し、腸に免疫作用を発令させているのだそうです。井上氏の「薬で治せないものは、食べ物で治す」というお言葉は、安易に薬に頼らず、日々の食事を通じて自らの力で健康になっていく重要性を改めて気づかせてくれました。

 続くパネルディスカッションでは、添加物のスペシャリストである安部司氏にご登壇いただき、井上氏と弊社社長の岡山を交えて、日本の食事情について深掘りしました。今の日本の食生活は「手軽さ」や「経済性」を優先するあまり、過度な添加物依存や海外からの輸入に頼り切っています。その結果、国内農業の衰退や食料自給率の低下を招いており、私たちは今、利便性の代償として何を失っているのか真剣に考えるべき局面まで来ていると言います。中でも添加物は、匂い・味・色を人工的に作り出せるため、私たちが思っている以上に身の回りにあふれています。果汁を使わずにシロップと水、添加物だけで色と味を再現したジュースや、植物油にバター香料と色素を混ぜるだけで一瞬にして仕上がるマーガリンなど、実際に舞台上で実演していただくと、会場からも驚きの声が。添加物の恐ろしさを目の当たりにし、コンビニ弁当やカップ麺に依存するリスクを痛感しました。

 参加者の皆さんからは、「口にしたものが身体を作る。その重要性を改めて考えさせられた」、「食についてみんなで考えるいいきっかけになった」、「安部氏の実演が面白くもあり、とても恐ろしく感じた」など、勉強になったというお声を多数いただきました。

 人々の食に関わる企業として、今回の講演は知っておくべき重要な内容だったと感じました。個人としても今後は効率性のみに頼らず、家でちゃんと包丁を持って料理をしたり、購入時には必ず裏ラベル(原材料表示)を確認して添加物を気にしたり、健康的な身体づくりを実践していきたいと思います。

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